ちょこころね。


ちょこころね。
 

僕のヘッドフォンを君は身につけて
描写は駅での別れ
しらみつぶしで山手線を回って 回って

赤外線も友情も丸腰の僕には不可視
乾いたレンズを舐めて弱塩基性の
性欲。
ギタリストのいない部屋で
こっそりNASAの中継を

見ていた。

天井の崩落音は鐘のネ
外野のナイススウィングを。
君のココロネは海の中の様な
海の中の様な

ああ、画鋲が泣いている。
円錐を思わせてはストラップを付けたがる

水面を破る轍に不似合でアンバランス
歩くのを止めて凝視したものの


視の熱光で育てたサンプルが
花を咲かそうと明から様な動きをして

見ていた。

天井の崩落音は鐘のネ
けどセメントなど知らない
ココロネは細波を打ち 揺れ

君はいずれヘッドフォンを外す
音楽なんてどこにも無いと
呟くだろうか 囁くだろうか
独り言を吐くだろうか


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ちょこころね。